【Vol.155】 「われわれの顧客ではない」という基準を設ける

「酒造は伝統産業。古さ8割、新しさ2割ぐらいがちょうどいい」
目指すのは「日本酒リノベーション」。

普通酒の製造を順次廃止し、独自の高級路線に舵を切った
秋田県 新政酒造の代表取締役社長である佐藤祐輔さん。

新製品を開発し、新酒を取引先に持ち込んで、
値切られれば即、商談は終了。
「作品」を理解してもらえなかったとのスタンスで、
既存の取引先の多くを失ったそうですが、
東京の酒屋や料理店は、評価してくれたそうです。

冷蔵管理を徹底し、定期的に蔵元を視察するなど
理解が深いと判断した取引先にしか卸さない。

そのように、決められたそうです。

われわれの顧客は誰か?

顧客を絞り込むときに、「われわれの顧客ではない」
という基準を設けること。

・経営幹部が部下の悪口を言っている。
・経営者自身が仕事を楽しんでいるかどうか。

それを基準に「顧客ではない」と基準を、私も設けている。

ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。

・自分が好きになれるかどうか?
・貢献したいかどうか?
・力になりたいかどうか?
・尊敬できるかどうか?

私自身も、そのような基準をもって、
顧客ではないと決める場合もあります。

顧客を絞り込むとき、
顧客を変えるとき、
取引をやめるとき、

「われわれの顧客ではない」という基準を設けていますか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です