【Vol.167】 ドラッカーに学ぶ 働く人の幸せのかたちとは?

「フルタイムで働き税金も納めてきたが、
完全には社会につながれていないと思っていた。
この国が育んできた『幸せのシステム』の上に
どかっとは座れない。」

そう語るのは、コペンハーゲンで看護士をしているオールセンさん。

そのもやもやが和らいだのは最近で、
膵臓(すいぞう)がん患者の術後を
体系的に支援する計画づくりを任され、
術後1年以内の死亡率は半減し、
患者は喜び、医師にもねぎらわれたそうです。

「社会に貢献できた、社会とつながれたと、やっと思えた。
必要とされるものを提供できることで、幸せになれると実感できた。」

オールセンさんは、そのように言っています。

仕事を通じて社会とのつながりを求め、
必要とされているもの、世の中が求めていることに貢献し、
やりがいや幸せを感じながら仕事をしたい。
そういう充実した日々を送りたい。
心の奥では、誰もが願っていることかもしれません。

何のために事業をおこなっているのか?

事業の目的は、企業の外に求めなければならない。

ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、
そのように言われています。

何のために仕事をおこなっているのか?

その目的も同じです。

仕事を通じて働く人たちを生かすこと。
強みを活かして貢献すること。
そして、全員を貢献者にすること。

誰のために、何のために働いているのか?
その方向づけをし、全員を貢献者にすること。

それが私たち経営者、経営管理者の役割であります。

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