【Vol.179】 「自分ファースト」の時代に、経営者がやるべきこと

大学卒業後、新卒で入社した会社で定年まで、
生涯1社で働くという時代から、
自分のキャリアや人生観、スキルに価値を置く
「自分ファースト」の時代へと、
世の中が大きく変化してきています。

大卒の3割以上が3年以内に離職するぐらい、
若年層の労働市場は流動的と言われています。
希望の職種に配属されない等、退職理由は
さまざまかもしれませんが、条件の良い会社があれば
さっと移る方が得だと考えている新入社員が約40%だそうです。

東京都の創業セミナーに登壇することがあり、
見ていると、20代の方が多いのも事実です。
自分のやりたいことが叶う会社、
会社の文化・風土が自分に合う会社が見つからなければ、
好きなこと、やりたいことを自分でしようと、
そういう20代が増えてきているような印象を受けます。
そして、次に多いのが40代で、「自分ファースト」の時代が
静かに広がってきているようにも感じます。

「自分ファースト」の時代、私たち、経営者はどうすればいいのか?

離職率を低くするために、講じることができる一手は何か?

できることは、3つあります。
それは、

◆ミッション経営
◆強みと貢献
◆リーダーシップとチームワーク

これらのテーマに組織で取り組むことです。

・経営者がミッション経営をしっかりおこない、
組織の価値観や行動指針を含め、組織に浸透させる。
採用面接では、必ずそれを説明し、理解、共感を
してもらったうえで、御社で働きたいという人を採用する。

・強みを活かして貢献できる組織をつくり、
仕事を通じて働く人たちを生かす

・経営管理者、全員のリーダーシップを高める

この3つがしっかりできていれば、雇用のミスマッチを
極力防ぎ、離職率を減らしていけるのではないかと、
そうように思います。

組織の使命(理念)や価値観、行動指針は、
対外的にコミットすることによって社内に浸透させ、
働く人たちの意識を高め、定着を図っていくことができます。

そして、社員/スタッフの人生観(使命、価値観)を
仕事に適用させ、強み/得意を最大限に活かし、チャレンジをしてもらう。
そうすることにより、最高に貢献することができるようになってきます。

それに近い状態で、経営ができるようになってくると、
社員/スタッフの人たちは、どんな気持ちで働けるのか?

楽しくて、ワクワクするような気持ち。
やりがいや充実感があり、役に立っているという
貢献感を感じながら、仕事をすることができます。
組織の生産性がとても高くなります。

そして大切なのが、その部下たちをリードする
経営管理職のリーダーのリーダーシップです。

リーダーは、知識、スキル、特性の3要素が
必要だと言われていますが、その中でも大切なのが、
リーダーとしての特性、つまり、人としての「在り方」です。
古くなった価値観を捨て、より柔軟性がある、
しなやかなリーダーが求められています。

知識やスキルは学び取れますが、リーダーとしての在り方は、
すぐには変えられるものではありません。
よって、経営者や役員など、上級管理職のメンバーは、
社員/スタッフを昇格させるときに、人としてどうなのか、
その適性をよく見て、引き上げないといけません。

あなたのもとで働きたい。
あなたのような人になりたい。
あなたのような人を目指したい。

そう言われるようなリーダーでありたいものです。

そして、中長期的には企業価値を高めながら、
業績が良かったときは、社員/スタッフにも還元をし、
従業員満足度を高めていく。

「自分ファースト」の時代であっても、そのように、
エンゲージメントを高めていくことができます。

作成日時: 2018年6月5日 14:28 | | URL

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