【Vol.10】 上司批判を検証する

皆さん、私たちの周りで、このようなことが起きていませんか?
例えば、居酒屋で、喫煙コーナーで、女子会で・・・
上司のことが話題に上がり、話が盛り上がる。

うちの上司は、

細かくて大変・・・
何かあると「なぜ」、「なぜ」と理由を知りたがるの・・・
言ったことを覚えていない・・・
なかなか決めてくれない・・・
「バーッとやって、ちゃちゃっと終わらせてしまおう!」と勢いはあるんだけど、
何を言っているのか、よくわからない・・・具体的に何をすればいいのだろう?!

いろんなタイプの上司がいると思いますが、何が起きているのか、上司批判を検証すると、

社員・部下が不満を言っている状態です。

ピーター.F.ドラッカーは、この状態を「関係者と話せていない」と言っています。

では、なぜ社員・部下が不満を言っているのかと考えた場合、

上司は立派であってほしい、という想いが強いのだと思います。

立派」というのは、配慮や思いやりがあり、情熱のあるリーダーであってほしい
願っているのです。だから、立派じゃなかった場合、不満がでてきやすいのです

例えば、

リーダーとしての在り方が違うんじゃないか・・・?
方針を示してくれない。具体的に何をすればいいのかわからない・・・
もっと人を大切にすべきじゃないか?冷たい人だ、人を人と思っていない・・・
上司の上司からは、「あいつはなっていない・・・」

何が起こっているのかというと、ドラッカーは、

仕事がやりづらくなっている。自分で仕事をやりづらくする環境を作っていて、
成果を出しづらい状態。では、上司と部下、どちらが悪いのかと考えた場合、
上司・部下、どちらが悪いわけではない

と言っています。

皆さん、上司との関係はどういう状態ですか?
上司と信頼関係を築き、やりがいを感じながら、楽しく、充実した日々を送っていますか?

私自身、サラリーマン時代を振り返ると、不満や悪口を言うことはありませんでしたが、
自分の内側で不満に思っている(心の中でつぶやいたり、嘆いたり、ため息をついたりしている)
状態でした。 理想の上司と現実に大きなギャップがあり、

上司は立派であってほしい!

と心から願っていました。(笑)
でも、振り返ってみると、本当に仕事はやりづらかったです。

人や会社、環境など、まわりのせいにし、
わかってくれない・・・と、他責の未熟な自分でした。

では、部下の基本的な考え方として、何を認識しておくべきなのか?

次回は、そこから始めていきたいと思います。

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