【Vol.22】 経験と勘で経営をする時代は終わった

経営者は経営しなければならない。
何ができていて、何ができていないのかをわかっていないといけない。
それを言える状態が、経営ができている状態である。

そのように、ピーター.F.ドラッカーは言っています。

現代は乱気流の時代、変化が常態の時代に入ったと言われています。
乱気流の時代と言われるぐらい、世の中の変化が早く、変化が常におきている状態ということです。
そして、それはこれからもずっと続くでしょう。
だから、私たち組織として、イノベーション能力が問われる時代でもあります。

言うまでもなく、変化をコントロールするということはできません。
できることは、その先頭に立つことだけです。

ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、次のように言われています。

変化をマネジメントする最前の方法は、自ら変化を創りだすことである

つまり、自ら変化を起こすことが求められています。
そして、私たちの周りでは、誰かが世の中の変化を起こしているのです。

例えば、今ある商品・サービスを少しずつ良く変えていく取り組みもあれば、
世の中にないものを創りだし、新たなイノベーションによる変化を起こしていく方法もあります。
後者のわかりやすい事例として、スマートフォンなどは、うなずける例なのかもしれません。

変化が多いということは、それだけチャンスは広がっており、
私たちはそのチャンスを掴むために、力をつけていかないといけません。

では、どんな力が求められているのか?

マネジメント力の差が大きな違いを生む、マネジメント力があるか、ないかで異なる。
経営者のマネジメント力向上が重要課題。

と、ピーター.F.ドラッカーは繰り返し述べています。

例えば、成果は経営者の責任である

組織において、問題はたくさんあるかもしれません。
問題が生じているときの原因ですが、それらの原因はどこにあるのかと問う時に、

「役員が悪いのか、社員が悪いのか?」

と、私たち経営者は問いがちなのかもしれません。

でも、問題が生じている原因を、経営者以外に見つけようとすれば、いくらでも見つかります。
組織の成果が上がるか、上がらないかは、すべて経営者次第です。

2-3裏切られるかもしれませんが、

社員は自分の鏡である。
自分がそうさせてしまっているんだ。自分に原因があったんじゃないか?
まだまだ経営ができていなかったな・・・。
やり方をどう変えればいいだろう?

と、経営者自身に矢印を返さないといけない。
いかにでも、成果を上げやすい、良い状態を作れる。

ドラッカーのマネジメントの基本と原則では、そのように言われています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です