【Vol.43】 使命(ミッション)が与えてくれるものは何か? ①

前回は、経営者やトップマネジメントチーム、組織のリーダーの皆さんに、
使命がある場合と無い場合の違い、そして使命(ミッション)の重要性、大切さを
認識していただくために、サンタクロースを例にあげてお話をさせていただきました。

使命(ミッション)が私たちに与えてくれるものは何か?

使命は私たちに「仕事の価値」と「エネルギー」を与えてくれる

ピーター.F.ドラッカーは、そのように言っています。

大手企業も、中小零細企業も、世の中の問題や課題、
社会のニーズに応えていくために、使命(ミッション)や経営理念をかかげ、
マネジメントを行っている組織は多いように感じます。

仕事の価値を感じられるというのは、組織の使命に共感し、
それを踏まえたうえで、自分が所属する部門における
自分自身の使命(ミッション)は
何なのかを考え、組織に貢献をしていくこと。
組織の使命と個人の使命が、自分の仕事(役割)にしっかり繋がっていて、
最大に貢献ができている状態。

そういう状態だと、今携わっている自分の仕事の価値や、
その大切さが感じられるのだろうと思います。
それは「やりがい」や「充実感」といった言葉で
言い換えることができるかもしれません。

皆さん、「仕事の価値」を感じながら、仕事をしていますか?

何か困難や壁にぶつかったとき、私たちは原点である使命(ミッション)に帰ります。

私たちは、なぜこの事業・仕事をしているのか?

私たちは、何のためにこの事業・仕事をしているのか?

使命(ミッション)を再確認し、もう一度1歩を踏み出すために、
あるいは大きな意思決定をするために「エネルギー」をもらい、
また前に進んでいきます。

だから大切なことは、使命に動機づけられている人が、
組織の中にどれだけいるのか?

成果を出し続けていくためには、それが大きなキーとなってきます。

最新のギャラップ社の調査では、日本において意欲があり、積極的に仕事に取り組み、
幸せを感じながら働いている人は、7%と言われています。
その7%の人たちは、おそらく仕事の価値を感じ、楽しく働き、やりがいや充実感を感じ、
ワクワクしながら日々の生活を送っているのだろうと思います。

それぐらい、使命が与えてくれるものというのは、とても大きいのです。

使命を感じながら、一人ひとりが強みを活かし、
最大に貢献ができているかどうか?

そういった仕組みをしっかり作っていくのは、経営者、経営幹部、
そして経営管理者(組織のリーダー)の方々の役割です。

前回のサンタさんのお話と、今回のお話とをもう一度つなげて、
照らし合わせて頂ければと思います。

【Vol.42】 使命(ミッション)がある場合と無い場合の違いとは?

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