【Vol.113】 ドラッカーに学ぶ働き方改革 ~長時間労働をどのように是正していくか ⑥~

達成すべき成果は何か?

それを定義していくことは、個々の知識労働者の職務と、
組織や部門のミッションを調和させるために、議論が必要になります。
そしてそれは、とても重要な決定です。

なぜなら、職務は個々の知識労働者が取り組むべき課題であり、
その成果は、組織のミッションとパフォーマンスに対する、
彼らの貢献になるからです。

よって、達成すべき成果の決定は慎重に行うべきで、
そこにはトップマネジメントが関与しなければなりません。

実際、主体的に仕事をするのは個々の知識労働者であり、
彼らは、自分が達成すべき成果を理解していなければなりませんが、
例えば、1件1件、取引ごとの売上を高めていくのか、
あるいは、顧客1社(1人)あたりの売上を高めていくのか、
それを決めるのはトップマネジメントになります。

次回は、仕事の質について触れたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です