【Vol.206】 働き方の未来2035 これから求められる知識、スキル・能力とは何か

前回は働き方の未来2035から、できるだけポイントを絞って、
今後、世の中がどのように変わっていくのかについて
お話をさせていただきました。少しおさらいですが、

・企業の経営や企画に関わるような、付加価値の高い仕事は、
人間がやる必要が高まる。

・AIやロボットを使って人々のニーズを捉え、サービスや
商品開発といったクリエイティブな仕事がメインとなる。

・組織はコンパクトになっていく、起業も重要な仕事の1つになる。

・企業の活動は、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、
多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、
プロジェクトが終了すると、別の企業に所属するという形で、
人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する
形になっていく。

・兼業や副業、複業は当たり前となり、複数の仕事をこなし、
それによって収入を形成することになる。 

・1つの企業に「就社」するという意識は希薄になり、
専門的な能力を身に付けて、専門的な仕事をするのが通常になる。
どのような専門的な能力を身に付けたかで、どのような職業に
就くかが決まる、文字通りの意味での「就職」が実現する。

・働いた時間から、成果による評価へと変わっていく。

・いつでも、どこでも、一人ひとりに合った自己実現、
自分らしい働き方ができるようになる。

今後ますます起業をしたり、個人事業主やフリーランスとして
仕事を請け負って、業務委託契約で仕事をしたり、
そういう人が増えていく可能性が十分あります。

そういったことを踏まえ、これから必要な知識、スキル・能力、
生き抜いていくために求められる知識、スキル・能力は何か。

それは、普遍的なマネジメントの基本と原則の知識と、
それを実践していくためのスキル・能力が求められます。

今までは、上流工程の職業に必要となるマネジメントは、
経営者や経営管理者にとっての必須科目でしたが、
これからは、個人事業主やフリーランスを含め、
経営や商品企画、マーケティングに携わることを
選択する人たちにとって、私たち一人ひとりが
ドラッカーを学ばないといけない、
マネジメントを学ばないとやっていけない、
そういう時代になります。

・自分の使命感は何か?
・誰を対象顧客とするのか?
・顧客にとっての価値は何か?
・世の中のニーズは何か?
・社会は何を求めているのか?
・ミッションの実現を測る成果は何か?
・それをどのように測っていくのか?
・目標は何か?
・計画は何か?
・何をやめるのか?
・新たにチャレンジしていくことは何か?

生き残り戦略のために、上記のような質問を繰り返し問い、
自分自身のリカレント教育と、スキル、キャリアマインドの向上は、
自らの責任でもってこの大きな転換期を乗り越えていかなければなりません。

20年後のあなたを幸せにするのは、他の誰でもなく、
あなた自身、つまり「私」なのです。

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