【Vol.9】 「上司をマネジメントする」はどのように役立つのか?

「上司をマネジメントする」を学び、活用するメリットは3つあると考えています。

1. 上司をどのように捉え、考えればいいかを学び、自分がどのように関わるといいのかが理解できるようになる

わかりやすく言うと、「上司との上手なお付き合いの仕方」、あるいは、
「組織において上司と共に仕事をしていくうえでの基本と原則」と言い換えることが
できるかもしれません。 新入社員として入社をしても、人事研修や部門研修においても、
こういうことを学ぶ機会はないように思われます。

また、私たちのようなミッドキャリアにとっても、とても大切なテーマであり、
Back to Basic 「基本に還る」という意味では、とてもいい学びのテーマではありますが、
私たちは、それなりに経験・キャリアを積んできていることもあり、プライドが邪魔をして、
残念ながら自分自身に取り入れようとしない方が多いかもしれません。

先日、日産自動車 代表取締役 副会長である志賀さんが、
「自分の夢を叶えるために、何をしないといけないか?」という趣旨のご講演の中で、

「自分を見つめ直すこと」
「謙虚でなければ、成長できない」

とおっしゃっていました。

成長し続けるためには、学び続けないといけません。
皆さん、「素直な気持ち」「謙虚さ」をどこかに置き忘れてきてしまってはいませんか?

2. 上司に成果を上げてもらうことで、仕事がさらにやりやすくなる

これは、上司だけが成果を上げればいいという意味ではありません。自分が最大限に貢献をし、
上司の期待に応えていく、上司の求めることに応えていくということ。だから、
自分が最大限に貢献をするためには、上司からサポート・支援を得るのは、もちろん大前提です。
上方影響力を正しく使い、上司に成果を上げてもらい、結果、上司も自分も仕事がやりやすくなるということです。

例えば、

成果を上げている上司  vs  成果が上げられていない上司

これを想像してみると、わかりやすいかもしれません。前者は、車の運転で言うと、
アイドリング走行もしながら、アクセルとブレーキをメリハリよく使い分け、エコな感じかもしれません。
一方で後者は、成果が上げられていない分、アクセルを踏みっぱなしで、
ついていく社員の皆さんは、とても大変に感じているかもしれません。

そのようにイメージしてみると、上司に成果を上げてもらうことで、
仕事がさらにやりやすくなるというのが、少し理解しやすくなるかもしれません。

3. 上司との信頼関係を築き、部下であるあなたと上司が共に効果的に業務を処理し、成果を上げられるようになる

上司との信頼関係を築くためには、もちろん双方向による取り組みは必要だと思いますが、
今回は部下の視点から、どのように上司と信頼関係を築いていけばいいか?
それをお伝えしていきたいと思います。

では、具体的に何を学べばいいのか?

その前に、上司との関係性において、自分たちの周りで何が起きているのか、
少し検証をしていきたいと思います。

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