【Vol.211】経営者の年末年始の過ごし方

今年2020年は、予期しなかったコロナ禍で、
あっという間の1年だったと、そう感じる経営者の方も
多いのではないでしょうか。

「現代は乱気流の時代、変化が常態の時代に入った」

ピーター.F.ドラッカーは、そのように言います。

乱気流のように、とても変化が激しい時代であり、
そしてその変化は常に起きているのですが、
普段は、その変化になかなか気がつかなかったり、
あるいは、その変化を感じられなかったり、
ということが、ごく普通にあります。

でも今年は、コロナ禍で変化が大きく加速され、
「いつか、こういう時代がやってくるであろう」という
その出来事が前倒しされ、すでに起こり始めていく、
世の中の変化を肌で感じ取れるような、
そういう2020年だったように感じます。

中小企業経営者は、兼務が多い分、やることが多く、
日々、忙しい毎日ではありますが、

「少なくとも、年に1度は、振り返りの時間を
持たないといけない」


と、ドラッカーは言います。

年末、ビジネスの振り返りは、もちろんされるとは思いますが、
最後に、是非、やっていただきたいことは、

1年を感謝で終える

ということを、是非、やっていただければと思います。

私自身も、仕事に関する振り返りは、少しずつ始めていますが、
年内の仕事を終える31日には、感謝のワークで1年を終えていきます。
そして、クライアントも同じです。通常のコンサルに加え、
最後に、感謝のワークで、1年を締めくくります。

なぜ、感謝のワークをするのか。

それは、とてもシンプルな理由からです。
自分が出したエネルギーが循環して返ってくるからです。
エネルギー循環の法則、つまり、物理の法則であり、
自然界のエネルギーの法則とも、言えるかもしれません。

そしてもう1つ。
「おかげさま」を忘れずにいたいですね。

組織は、働く人たちによって成り立っています。
その働く人たちが、「モノ」や「お金」を生み出しています。
そして、我が社の社員、スタッフだけではなく、
私たちは、お客さまやお取引先、関係者、ご家族、
友人など、いろんな人たちによって、支えられています。

経営トップとして、当たり前のことに感謝できる、
そういう人でありたいと思いませんか。

私たちにとって、このパンデミックは、
とても大変な1年であったとともに、
大きな転換期でもあったかと思います。

1年の最後は、感謝に意識を向けることで、
自分自身のエネルギーを高め、
幸せな気持ちで1年を終え、
2021年につなげていただければと思います。

そして新年を迎えた1月は、
あらためて、真っ白なキャンバスに、
大きな夢を描いていきませんか。

2021年も、引き続き、変化が加速していく
1年になるのではないかと思います。
見直しを繰り返す中で、本当のミッションを見つけ、
社会に貢献するために、また新たなイノベーションに
取り組んでいただければと思います。

今年も1年、ありがとうございました。
皆さまにとって、2021年が幸せで、豊かな1年となりますように。

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